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TinyPedal2

TinyPedalはタルガフローリオなどのコンバートでも知られるS.Victorさんが制作され、軽量かつ情報量が多く無償で提供されるオーバーレイHUDです。

2023年5月には大幅なアップデートもあり、これまで以上に使いやすいソフトになりました。

※最終更新日 2024/3/17

  • 準備に"Le Mans Ultimate"を追加しました

  • 使用方法、ウィジェットをv2.10に更新しました

準備

必要プラグイン、動作環境、インストール

rFactor2

  • rF2 Shared Memory
    TinyPedalは、rF2からのデータ取得に"rF2 Shared Memory Map Plugin"を使用します。既にCrewChiefSimhubなどを使用されている方はインストール済みとなりますが、そうではない方は先にこちらをダウンロードし、rF2をインストールしている
    "\rFactor 2\Bin64\Plugins"フォルダに
    "rFactor2SharedMemoryMapPlugin64.dll"をコピーし
    ゲーム内の設定(SETTINGS>GAMEPLAY>PLUGIN)で上記プラグインをOnにして、rF2を再起動してください。

  • TinyPedalのダウンロード

    • リリースページ(GitHub)から最新TinyPedalをダウンロード。圧縮ファイル(.7z)を解凍してください。

    • 解凍したフォルダを適切な場所に保存、"tinypedal.exe"を起動してください。​

※ランタイムエラー(missing vcruntime140"など)が出る場合
"Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable"をインストールしてください。

  • 動作環境
    TinyPedalは全機能を使用した状態でCPU(3.0GHz)を5%、メモリを20MBを使用するとされています。これは他のオーバーレイソフトに比べ、非常に軽い数値です。
    ※TinyPedalを使用して重いと感じた場合には、必要のないウィジェットを非表示にすることで動作が軽くなります。

Le Mans Ultimate

  • プラグインのインストール

    • LMUでTinyPedalを動作させるのにも"rFactor2SharedMemoryMapPlugin"が必要になります。プラグインをダウンロードしたらLMUをインストールしている
      "\Le Mans Ultimate\Plugins"フォルダに

      "rFactor2SharedMemoryMapPlugin.dll"をコピーしてください。
       

    • コピー後にLMUを起動すると
      "\UserData\player"フォルダの

      \CustomPluginVariables.JSON"に記述が追加されます。
      JSONをテキストエディタで開き、下記部分の数値を"1"に書き換えて保存し、LMUを再起動してください。
      "rFactor2SharedMemoryMapPlugin64.dll":{
      " Enabled":0, =>1,

​​​

  • LMUでのTPダウンロード及び動作環境はrF2と同様です。

使用方法

Widget配置、設定セーブ/ロード、バージョンアップなど

tpv210.png

ウィンドウメニュー

基本的な設定と操作はウィンドウメニューで行います。

  • Overlay

    • Lock Overlay:配置したオーバーレイを固定します。

    • Auto hide:ピットボックスでオーバーレイを非表示にします。

    • Grid move:ウィジェットのグリッド(一定間隔)配置が可能になります。

    • Reload:配置を再読込します。

    • Restart API:データ取得をリセットします。TPが止まった際に使用すると回復することがあります。

    • Reset data:各種データ(Deltabest​、Fuel delta、Track map)のリセットが可能です。

  • ​Config

    • Unit and Symbols:速度や温度などの単位​を変更できます。

    • Global font override:全ウィジェットのフォントとサイズを一括変更できます。

    • ​Shared memory API:使用APIの設定変更が可能です。

    • Compatibility:Linuxで使用する際の設定が可能です。

    • Display Units:各種表示単位が変更できます。

    • Heatmap edditor:タイヤヒートマップの色を変更できます。

    • Vehicle brand editor:Standingsに表示するメーカーロゴを設定できます。

    • Vehicle class editor:Standingsに表示するクラス色を設定できます。​

  • ​Window

    • Show at startup:TP起動時にメニューウィンドウを表示させます。

    • Minimize to tray:TPをタスクトレイに最小化します。

    • Remember position:メニューウィンドウの配置を記憶し、次回起動時にも同じ場所に表示します。

  • ​Help
    Githubにあるユーザーガイド、FAQなどへのリンク、ログデータの記録。

メニュー​タブ

更に詳細な表示項目の設定はメニュータブにて行います。

  • Widget
    各ウィジェットの表示切替、設定を行います。不必要なウィジェットを非常時にすると動作は軽くなります。

  • Module
    ​モジュールは各ウィジェットにデータを提供します。対応するモジュールがOFFの場合、ウィジェットが更新されません。数値を変えるとrFactor2が重くなることがあるので、モジュールの設定は変更しないことをお勧めします。

  • Preset
    ​配置を保存したプリセットの表示、管理を行います。

    • New Preset
      新たなプリセットを作成します。プリセット名を作成後、配置は自動保存されます。

    • Load
      保存したレイアウトを呼び出します。車種、レース、ゲームによるレイアウトの変更が可能です。

    • Refresh
      プリセットリストを再読込します。

    • Duplicate (Preset上で右クリック)
      プリセットを複製します。別名保存することで既存レイアウトから新たなプリセットを作ることができます。

    • Rename (Preset上で右クリック)
      プリセットをリネームします。

    • Delete (Preset上で右クリック)
      プリセットを削除します。​

  • ​Spectate
    観戦モードです。ドライバー名を選ぶことで他車のデータを見ることができます。

    • ​Spectate
      選択したドライバーの操作や状態が表示されるようになります。

    • Refresh
      ドライバー一覧を更新します。

    • Disabled/Enabled
      観戦モードのオフ/オンを切り替えま
      す。

Tinypedalの更新方法

新バージョンにアップデートする際は、ダウンロードした最新ファイルを既存ファイルに上書きしてください(設定ファイルは上書きされません)。
※ファイル上書きはTPを終了してから行ってください。

注意点

TinyPedalはrF2の画面設定が"Full Screen"の時には動作しません。必ず"Borderless"、もしくは"Windowed"にて起動してください。

Widget

各ウィジェットの表示切替、詳細設定

※Configはメニューウィンドウで設定しApplyで即適用が可能です。

TPv2image

  • Battery
    ハイブリッドやモーターのバッテリー残量などを表示します。

  • Brake bias
    前後ブレーキ配分を表示します。

  • Brake pressure
    ブレーキ圧を%で表示します。

  • Brake temperature
    ブレーキ温度を表示します。

  • Cruise
    進行方位、標高、総走行距離、ゲーム内時間を表示します。時間倍率はConfigで手動調整します。

  • Damage
    車体のダメージを表示します。

  • Delta best
    自己ベストのデルタを表示します。

  • Delta best extended
    デルタの詳細情報を表示します。

  • DRS
    DRSの使用状態を表示します。

  • Electoric motor
    モーター温度、冷却水温度、回転数、トルクを表示します。

  • Engine
    油温、水温、ターボプレッシャー(ラム圧)、回転数を表示します。

  • Flag
    レース中に発生するフラッグ色と距離などを表示します。

  • Force
    前後、左右方向のGを表示します。

  • Friction circle
    摩擦円履歴、各方向への最大/現在Gを表示します。

  • Fuel
    残燃料、1周あたりの燃費、残必要量、走行可能周回/時間、必要ピット回数などを表示します。

  • Gear
    ギア、速度、シフトインジケータ、ピットリミッター、各種ワーニング(シグナル/フラッグ/燃料)を表示します。

  • Heading
    車体の走行している方位をコンパスで表示します。

  • Instrument
    ヘッドライト、イグニッション、オートクラッチ、ホイールロック/スリップを記号表示します。

  • Lap time history
    過去周回のタイム、燃費、タイヤ摩耗を表示します。

  • Navigation
    車両近くのマップと他車両の位置を表示します。

  • P2P
    Push to Passの残り残量、使用時間を表示します。

  • Pedal
    アクセル、ブレーキ、クラッチ、FFBメーターを表示します。

  • Radar
    自車周辺の他車位置を表示します。接近すると黄色⇨オレンジと色が変わります。

  • Rake angle
    レーキ角(前後方向の傾き)を表示します。

  • Relative
    前後車両とのタイム差、ドライバー名、ラップタイム、順位などを表示します。クラス背景色などは、Classes.JSONファイルで変更可能です。

  • Ride height
    ​車高を表示します。

  • Sectors
    セクタータイムの詳細を表示します。

  • Session
    リアル時間、セッション経過時間、周回数、全体順位を表示します。

  • Speedometer
    現在の速度、最小/最大速度、全体トップスピードを表示します。

  • Standings
    全体順位、クラス順位を一覧表示します。

  • Steering
    ステアリング動作をバー表示します。

  • Stint history
    現在/過去スティントのデータを表示します。

  • Suspension position
    サスペンションの上下変動を表示します。

  • Timing
    全体ベスト、前周、現在タイムなどを表示します。

  • Track map
    マップ上の自車/他車位置を表示します。コース図は2周走れば自動的に作成されます。

  • Trailing
    ペダル操作とFFBの履歴をグラフ表示します。

  • Tyre carcass
    タイヤの内部温度(カーカス温度)を表示します。

  • Tyre load
    タイヤ荷重を表示します。

  • Tyre pressure
    タイヤ空気圧を表示します。

  • Tyre Temperature
    タイヤ温度(表面及びラバー温度)を表示します。

  • Tyre wear
    現在のタイヤ残%、前周の摩耗%、走行可能周回数を表示します。

  • Weather
    路面温度(気温)℃、降水量%、路面水量%、平均路面水量を表示します。
    ※rF2の仕様変更により数値は段階的に変化します。

    • 雨量
      0=Dry、5=Drizzle、15=Light Rain、30=Rain、60=Heavy Rain、100=Storm

    • 路面水量
      0=Dry、5=Damp、15=SlightlyWet、40=Wet、60=VeryWet、100%=ExtremelyWet

  • Wheel Alignment
    走行中のキャンバー、トーを表示します。

Classes.JSON

クラス表示の詳細設定

Config/Classes.JSON

  • Classes
    Classes.jsonは、最初にTinyPedalを起動した際に自動生成されます。

    • Classesでは、Relativeで表示するカークラスの名前、背景色の変更が可能です。

    • 記述はJSON形式に従う必要があります。

    • 背景色の指定にはHTMLカラーコードを使用します。

    • 表示クラス名は、Modに指定されるクラス名と異なっても問題ありません。
      例:
          "Hypercar(Modに指定されるクラス名)": {
              "HP(Relativeに表示するクラス名)": "#ff4400(表示背景色)"
          },

その他

注意事項など

  • Tinypedalが上手く動かない場合、rFactor2SharedMemoryMapPluginのが最新バージョンではない可能性があります。

    • リンク先で最新バージョンをダウンロードし、インストールしてください。

    • 既にCrewCheifを使用している方は、
      \rFactor 2\Bin64\Plugins
      にある
      rFactor2SharedMemoryMapPlugin64.dl
      を一度削除してからCrewCheifを再起動することで、自動的にプラグインの最新版が入手可能です。

  • TinyPedalはオープンソースプログラムです。プログラミングなどにお詳しい方は、リリースページに置いてあるソースコードを書換えることでカスタマイズが可能になりますのでぜひお試しください。

その他
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